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Fine Organic Chemistry Group

精密有機化学グループ

グループリーダー紹介

メンバー紹介

井上 宗宣

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常務理事 所長

グループリーダー

市川 淳士

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招聘研究員

筑波大学名誉教授

水野 翔太

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副主任研究員

博士研究員

帯津 陽一 副主任研究員

博士研究員

公山 稔 副主任研究員

博士研究員 

上地 達矢

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副主任研究員

東京工業大学物質理工学院社会人博士課程(稲木研

西依 隆一

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特任研究員

日本学術振興会特別研究員PD

小俣 大智 研究員
阿部 昇紀 研究員
田村 悠空 東海大学工学部B4
斉藤 青空 北里大学理学部B4

研究内容

研究概要

精密化学品製造を志向する分子変換反応の設計と開発
本グループでは、新しい分子変換反応及び反応用触媒の設計・開発を基盤研究として遂行し、有用な精密化学品の効率的プロセスの開発及び高機能物質の創製へと展開します。プロセス開発研究では、経済的、汎用的かつ低環境負荷型合成法の確立を志向し、医農薬製造中間体等の有機ファインケミカルズ、フッ素系高分子モノマー及びポリウレタン樹脂用モノマーの新規・改良製造法の開発に取り組みます。物質創製研究では、プロセス研究で見出した合成手法を利用して塗料や合皮等に用いる新規ウレタン樹脂及びIоT時代を支える様々な機能性フッ素材料の創製に取り組みます。

研究テーマ・内容

(1) 含フッ素官能基の導入法の開発及び含フッ素機能物質の創製

(2) 新規反応を利用した有機ファインケミカルズ(医農薬・香料・液晶・高分子モノマー等)の効率的合成法の開発

(3) ウレタン樹脂製造用材料の創製

グループニュース

2024-06-24 論文(Synthesis of 3-CF3-Indoles from HFO-1234ze(E) via Cross-Coupling and

Intramolecular Cyclization)が、Advanced Synthesis &Catalystにアクセプトされました。

2024-06-19 水野翔太博士研究員が、第13回JACI/GSCシンポジウム(2024/6/17~6/18)でポスター発表を行いました。ポスター賞を受賞しました。
2024-06-06 第20回フッ素相模セミナー(2024/6/6)を開催いたしました。多くのかた(123名)のご参加ありがとうございました。また、ご講演いただきました椴山儀恵先生(分子研)、相川光介先生(日大)、安藤慎治先生(東工大)、松原誠二郎先生(京大)に大変感謝いたします。
2024-04-01 西依隆一博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)、田村悠空さん(東海大学理学部B4)、斉藤青空さん(北里大学理学部B4)がグループに加わりました。
2024-03-22 
上地達矢副主任研究員、四ツ目楓太さん(北里大学理学部B4)が、日本化学会第104春季年会(2024/3/18~3/21)で口頭発表を行いました。
2024-01-26 井上GLが、立命館大学薬学部有機合成化学セミナー(第8回)(2024/1/26)で講演を行いました。
2023-12-20 水野翔太博士研究員が、有機合成化学協会の2023年研究企画賞(塩野義製薬研究企画賞)を受賞しました。
2023-12-18 井上GLが、町田市立堺中学校の「職業の話を聞く会」(2023/12/18)でお話しをしました。
2023-12-01  上地達矢副主任研究員が、第13回CSJ化学フェスタ2023(2023/10/17~10/19)でポスター発表を行いました。優秀ポスター発表賞を受賞しました。
2023-11-20 井上GLが、東京農業大学大学院応用生物科学研究科の大学院講義(2023/11/20)を行いました。
2023-10-15 井上GLが、第17回フッ素化学セミナー(2023/10/15)で講演を行いました。
2023-08-04 井上GLが、プロセス化学会2023サマーシンポジウム(2023/8/3~4)でポスター発表を行いました。
2023-07-06 第19回フッ素相模セミナー(2023/7/6)を開催いたしました。多くのかた(148名)のご参加ありがとうございました。ご講演いただきました河村伸太郎先生(理研)、南保正和先生(名古屋大)、山崎孝先生(農工大名誉教授)に大変感謝いたします。
2023-06-28 井上GLが、東京理科大学理学部応用化学科化学特別講義(2023/6/28)で講演を行いました。
2023-04-10 市川淳士招聘研究員が令和五年度文部科学大臣表彰  科学技術賞(研究部門)を受賞しました。

発表論文・著書・学会発表・講演・公開特許

発表論文

(37) Regioselective Reaction of Fluorinated Aryllithium Reagents and Carbon Disulfide in Cyclopentyl Methyl Ether: Efficient Synthesis of Dithioesters and Liquid Crystal Compounds Having a Difluoromethyleneoxy Moiety; Maebayashi, M.; Araki, K.; Fuchigami, T.; Gotoh, Y.; Inoue, M. J. Fluorine Chem.2020234, 109510.


(36) Synthesis of soluble, air-stable fully conjugated ladder polymers, Hirano, T.; Hanamura, H.; Inoue, M.; Ueda, S.; Watanabe, M.; Tanabiki, M.; Mikami, K. Polymer2019177, 282-289.


(35) Stereoselective Acetalization for the Synthesis of Liquid-Crystal Compounds Possessing a trans-2,5-Disubstituted 1,3-Dioxane Ring with Saturated Aqueous Solutions of Inorganic Salts, Maebayashi, H.; Fuchigami, T.; Gotoh, Y.; Inoue, M. Org. Process Res. Dev.2019, 23, 477-483.


(34) Total Synthesis of (±)-Phomoidride D, Leung, J. C.; Bedermann, A. A.; Njardarson, J. T.; Spiegel, D. A.; Murphy, G. K.; Hama, N.; Twenter, B. M.; Dong, P.; Shirahata, T.; McDonald, I. M.; Inoue, M.; Taniguchi, N.; McMahon, T. C.; Schneider, C. M.; Tao, N.; Stoltz, B. M.; Wood, J. Angew. Chem. Int. Ed.2018, 57, 1991-1994.


(33) Dibromofluoromethylation of aryl Grignard reagents with dibromodifluoromethane in the presence of LiBr, Shiosaki, M.; Inoue, M. Journal of Fluorine Chemistry2015, 175, 160-168.


(32) Stereoselective Synthesis and Physicochemical Properties of Liquid Crystal Compounds Possessing a trans-2,5-Disubstituted Tetrahydropyran Ring with Negative Dielectric Anisotropy, Araki, K.; Yamamoto, T.; Tanaka, R.; Tanaka, S.; Ushioda, M.; Gotoh, Y.; Yamakawa, T.; Inoue, M. Chemisty – A European Journal, 201521, 2458-2466. 


総説・解説・著書

(14) 最近の含フッ素医薬とフッ素の導入効果; 井上宗宣, 月刊細胞202254, 496-499.


(13) Contribution of Organofluorine Compounds to Pharmaceuticals, Inoue, M.; Sumii, Y.; Shibata, N. ACS Omega20205, 10633-10640. [open access][front cover]


(12) 近年のフッ素系医薬の合成法; 井上宗宣, 月刊ファインケミカル202049, 57-63.


(11) フッ素系医薬の動向; 井上宗宣, 有機フッ素化合物の最新動向, p127-141 (2018).


(10) アリール金属(リチウム,マグネシウムおよび亜鉛)試薬のフルオロアルキル化反応; 井上宗宣, 有機合成化学協会誌, 201775, 310-319.


(9) 19Fが18Fになる;井上宗宣, 化学, 201671, 64-65.


(8) Fluorination and Fluoroalkylation of Organolithium, Magnesium, and Zinc Reagents. Inoue, M.; Shiosaki, M. Current Organic Chemistry201519, 1579-1591.


(7) 3-ブロモ-3,3-ジフルオロ-1-フェニルプロパ-1-イン; 井上宗宣,潮﨑雅宏, フッ素化学入門2015, p136-138 (2015).


学会発表・講演

2022年
(1) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第18回フッ素相模セミナー .
(2) 水野翔太、井上宗宣:“ルテニウム触媒による水中での脱水型アリル化反応”,日本化学会第103春季年会.

2021年

(1) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第17回フッ素相模セミナー .
(2) 田中裕真、上地達矢、井上宗宣:“N-オキシラジカルを用いたC(sp3)-H結合のラジカルフッ素化反応
  の開発”,日本化学会第102春季年会.

2020年
(1) 井上宗宣:”有機フッ素化合物の基本構造・特性・合成方法”,シーエムシーリサーチセミナー.
(2) 井上宗宣:”有機フッ素化合物の基本構造・特性と合成法”,(株)情報機構セミナー.
(3) 伹野龍、三村英之、井上宗宣:”フッ素置換オレフィンのメタセシス反応に関する研究”,日本化学会第101春季年会. 

2019年
(1) 井上宗宣:”有機フッ素化合物の基本構造・特性と合成法”,R&D支援センターセミナー.
(2) 井上宗宣:”有機フッ素化合物の基本構造・特性と合成法”,(株)情報機構セミナー.
(3) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第16回フッ素相模セミナー .
(4) 井上宗宣 :”相模中央化学研究所の紹介”, 第7回JACI/GSCシンポジウム.

2018年
(1) 井上宗宣:”有機フッ素化合物(主に医農薬や液晶)の特性と合成法”,科学技術情報協会セミナー.
(2) 平野貴章、花村仁嗣、井上宗宣、 巳上幸一郎:“縮環系ポリヘテロアセンの合成と機能・物性評価”,第28回日本MRS、E1-019-007(2018).
(3) 平野貴章、花村仁嗣、井上宗宣、 巳上幸一郎:“縮環系ポリヘテロアセンの合成と機能・物性評価”,第67回高分子討論会(2018).
(4) 井上宗宣 :”有機フッ素化学の新展開: 応用編”, 第7回フッ素化学講習会.
(5) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第15回フッ素相模セミナー .
(6) 井上宗宣:“フッ素の特性を利用した有用物質の合成法の開発”,フッ素化学の最前線とフッ素化学工業セミナー.

2017年

(1) 井上宗宣,相原秀典 :”相模中央化学研究所の紹介”, 第6回JACI/GSCシンポジウム.
(2) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第14回フッ素相模セミナー .

 2016年

(1) 井上宗宣:“最新の含フッ素医薬 ~構造・機能・合成~”,ダイキンフッ素化学講演会.
(2) 荒木啓介,井上宗宣,前浜誠司,小林渉”テレフタル酸およびジアミノテレフタル酸からなる多孔性アルミニウム錯体、MIL-101(Al)とMIL-101(Al)-(NH2)2の合成と評価”,錯体化学会第66回討論会.
(3) 足立浩明,樺澤優太郎,荒木啓介,井上宗宣:“(トリフルオロアセチル)ピリジン誘導体を用いる脱水反応の開発”,第6回フッ素化学若手の会 .
(4) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第13回フッ素相模セミナー .
(5) 山崎孝, 井上宗宣:”最近の含フッ素医農薬 ~構造・機能・合成~”, フッ素化学の最前線とフッ素化学工業セミナー.

2015年

(1) 井上宗宣,相原秀典 :”相模中央化学研究所の紹介”, GSC-7 & 4th JACI/GSC Symposium.
(2) 井上宗宣:“含フッ素医薬のレヴュー”,第12回フッ素相模セミナー .
(3) 潮﨑雅宏:“有機リチウム、マグネシウム、亜鉛試薬のフルオロアルキル化”,第12回フッ素相模セミナー .

(4) 大田隼, 潮﨑雅宏, 井上宗宣:”2-(ヒドロキシメチル)トリエチレンジアミンの光学分割”, 日本化学会第95春季年会 (2015).

(5) 潮﨑雅宏,井上宗宣:“αブロモジフルオロトルエン誘導体を用いた置換反応”,日本化学会第95春季年会 (2015).


公開特許

WO2022/244715

1,4-ジオキサン誘導体の製造方法、1,4-ジオキサン誘導体及び1,4-ジオキサン誘導体を含有する組成物並びに(1,3-ジオキソラン)-2-カルボン酸誘導体の製造方法、(1,3-ジオキソラン)-2-カルボン酸誘導体及び(1,3-ジオキソラン)-2-カルボン酸誘導体を含有する組成物


特開2021-175736

光応答性デオキシリボヌクレオシド三リン酸


特開2021-175393

標的核酸の光制御増幅試薬、光制御増幅方法および検出方法


WO2021/066155

パーフルオロ(2,4-ジメチルー2-フルオロホルミルー1,3-ジオキソラン)の製造方法


特開2021-152115

多量体組成物、ブロック化多量体組成物及びこれらの製造方法


特開2021-116227

N-(ジフルオロヨードメチル)イミダゾール類及びその製造方法


特開2021-024977

塗料用ウレタン樹脂組成物


特開2021-017470

自己乳化型ポリイソシアネート組成物及び塗料用組成物


特開2020-200313

アミン担持触媒を用いる交差アルドール縮合物の製造方法


特開2020-186207

自己乳化型ポリイソシアネート組成物製造用親水化剤、自己乳化型ポリイソシアネート組成物及び塗料組成物


特開2020-111737

共役系高分子、製膜用組成物、有機薄膜、ならびに有機半導体素子


特開2020-079225

芳香族チオノカルボン酸エステルの製造方法


特開2020-079224

トランス-2,5-二置換-1,3-ジオキサン誘導体の異性化方法


特開2020-079223

トランス-2,5-二置換-1,3-ジオキサン誘導体の製造方法


特開2020-029512

自己乳化型ポリイソシアネート組成物およびそれを用いた塗料組成物


特開2019-189566

カルボン酸プレニル類及びプレノール類の製造方法


特開2019-147908

自己乳化型ポリイソシアネート組成物


特開2019-147907

自己乳化型ポリイソシアネート組成物


特開2019-143018

ポリカーボネートポリオールの製造方法


特開2019-143017

ポリカーボネート及びその製造方法


特開2019-137613

(ジアリールアミノ)カルバゾールの製造方法


特開2019-044172

ジベンゾアントラセノチオフェン骨格を繰り返し単位として有する縮環高分子化合物とその製造方法


WO2018/151188

トランス-1,4-二置換シクロヘキサン誘導体の製造方法


特開2017-222609

キサンテン誘導体、その製造方法および当該誘導体を用いた癌細胞の検出方法


特開2017-186536

光反応性ポリマー


特開2017-179289

光反応性モノマー及び重合体


特開2017-132710

ピロロインドール誘導体及びそれらの製造方法


特開2017-071557

ビス(β-ジケトナト)ジオキソモリブデン錯体を用いたカルボン酸プレニル類及びプレノール類の製造方法


特開2017-071556

オキソバナジウム錯体を用いたカルボン酸プレニル類及びプレノール類の製造方法


特開2017-066063

多孔性アルミニウム化合物及びその製造方法


特開2016-190790

プレニルエステル類及びプレノール類の製造方法


特開2016-147820

光学活性トリエチレンジアミン誘導体及びその製造方法


特開2016-008179
4H-クロモン誘導体、それらの製造方法およびそれらを用いる癌細胞の検出方法


特開2015-168641

(トリハロメチル)ベンゼン誘導体及びその製造方法

特開2015-151350

コバルト錯体及びその製造方法

特開2015-067547

(ブロモジフルオロメチル)ベンゼン誘導体及びそれらの製造方法


連絡先

井上宗宣
所長
(公財)相模中央化学研究所 精密有機化学グループ
〒252-1193 神奈川県綾瀬市早川2743-1
E-Mail: inoue”at”sagami.or.jp(”at”を@に置換して下さい。)                                                                 


Munenori INOUE, Ph.D.
President

Fine Organic Chemistry Group
Sagami Chemical Research Institute
Hayakawa 2743-1, Ayase, Kanagawa 252-1193, JAPAN
E-mail: inoue”at”sagami.or.jp (replace “at” with @)

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